日本水フォーラムが事務局を務める水の安全保障戦略機構は、2018年12月12日に参議院議員会館 特別会議室にて第16回基本戦略委員会を開催しました。
基本戦略委員会は水の安全保障戦略機構の執行審議会委員から構成され、主に日本の21世紀文明を見据えた流域管理のあり方等を検討する委員会です。2009年1月30日の設立以来、16回目となる今回の委員会は、初めての参議院議員会館での開催となり、過去最多となる国会議員12名も含めた産官学の様々なチーム水・日本の関係者が委員会に出席しました。
昨年2月に開催された第15回基本戦略委員会では、今後の活動の方針として、2012年に発出した提言「低炭素で持続可能な水・物質循環社会へ―50年後を目指して、今日から歩む―」に記載されているそれぞれの解決策の具現化を目指すことが確認されました。
今回の第16回基本戦略委員会は、前回委員会で確認された方針を受け、提言に記載されている解決策の具現化、脱炭素社会の水力エネルギーや上下水道事業の持続性等、省庁横断的な解決策について議論や提案がなされました。
日本水フォーラムは、水の安全保障戦略機構事務局の活動を通じて、国内及び国外の水問題解決に向けた施策の具現化に向けた政策提言活動を展開していきます。
〇委員会の概要(議事の概要)
催事名 | 水の安全保障戦略機構 第16回基本戦略委員会 |
日時 | 2018年12月12日(水) 10:00~13:00 |
会場 | 参議院議員会館1階 特別会議室 |
人数 | 96名(国会議員12名、執行審議会委員22名、行動チーム4名、省庁関係者11名、聴講者等47名) |
議事 | 1.開会
(1) 開会の挨拶 (2) 国会議員等挨拶 2.脱炭素社会の水力エネルギー (1) 既存ダムのエネルギー活用に関する提案 (2) 脱炭素社会の水力エネルギーと水の安全保障戦略機構 3.水に関する国際会議 (1) 第11回IWA世界会議の開催(発表資料) (2) 第17回世界湖沼会議の開催(発表資料) (3) 第3回アジア・太平洋水サミット ヤンゴン宣言と今後の取り組み(発表資料) 4.前半の全体討議 -休憩- 5.上下水道事業の持続性 (1) 上下水道事業の持続性に関する課題認識 (2) 上下水道事業の持続性に関する課題提起(発表資料) (3) 株式会社水みらい広島(公民連携水道事業会社)における事例紹介(発表資料) (4) 水道経営の現状と持続可能な水インフラシステムに向けて (5) 議論のまとめ 6.後半の全体討議 7.閉会 閉会の挨拶 |
〇委員会の様子
丹保議長 (開会挨拶) |
佐藤委員 (就任挨拶) |
森澤委員 (就任挨拶) |
竹村委員 (既存ダムのエネルギー活用に関する提案) |
遠藤委員 (上下水道事業の持続性に関する問題提起) |
会場の様子 |
会場の様子 | 会場の様子 |
( 報告者:マネージャー 野口 淳 )