日本水フォーラムは、国内外の様々なゲストをお招きした情報交換・交流会「JWFコミュニケーション・ラウンジ」を開催しています。
2019年の最初のコミュニケーション・ラウンジ(以下「ラウンジ2019」)は、マレーシアのゼイビア・ジャヤクマール水・国土・天然資源大臣が、日本の総合的な地下水管理や都市下水などについて視察されるのにあわせ、駐日マレーシア大使館の後援を得て、6月25日(火)に開催されました。
ゼイビア水・国土・天然資源大臣は、マレーシアは水資源の豊かな国であるものの、急激な人口増加、国家の近代化にともなう急速な都市化および工業化と相まって、河川汚染を含む様々な水問題に直面しており、マレーシアの国家水ビジョンの達成に向けて努力されていると話されました。
PDF(日)、PDF(英)
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日本側からは、ダイキアクシスの佐伯様と伊東様、八千代エンジニヤリングの水野様が、マレーシアに対する貢献の可能性を、ゼイビア大臣をはじめとするマレーシア政府側に説明しました。
具体的には、以下の通りです。
ダイキアクシス様からは、日本の汚水処理の変遷を説明するとともに、日本で培われた技術とノウハウを生かしたアジアでの浄化槽の製造販売、マレーシアにおける浄化槽普及の取り組みの説明がありました。(PDF)
八千代エンジニヤリング様からは、これまでのマレーシアでの地下水管理に関する業務を紹介するとともに、3次元地質構造モデルを用いた地下水解析の事例、ペナン州と川崎市の協力プログラムでの取り組みの説明がありました。(PDF)
ゼイビア大臣との意見交換では、マレーシアにおける今後の地下水活用などの日本側からの質問に対して、地下水と表流水の活用割合などの丁寧なご回答をいただきました。
日本水フォーラムは、これからも、このような会員および関係者向けの活動を重ねていくとともに、来年の2020年10月、「持続可能な発展のための水~実践と継承~」をテーマに熊本市で開催される「第4回アジア・太平洋水サミット」開催に向けて準備をしていきます。
《ラウンジ2019開催概要》
日時 |
2019年6月25日(火)11:00~12:30 |
場所 |
プレスセンタービル10F Bホール(千代田区) |
主催 |
特定非営利活動法人 日本水フォーラム |
後援 |
駐日マレーシア大使館 |
参加者数 |
38名(マレーシア訪日団、水関連企業、大学研究者など) |
プログラム |
【挨 拶】 |
(報告者:コーディネーター 加藤直実)