九州都市開発・建設総合展2022「『その先』の未来へ-水から始めるイノベーション」を開催しました

2022年9月28日(水)~29日(木)に、一般社団法人日本能率協会が主催する「九州都市開発・建設総合展2022」が、マリンメッセ福岡 B館で開催されました。日本水フォーラムは、29日(木)にセミナー「『その先』の未来へ―水から始めるイノベーション」を開催いたしました。

始めに、福田より本セミナーについてお話しさせていただきました。令和4年4月、熊本市で「第4回アジア・太平洋水サミット」が開催されました。アジア・太平洋水サミットとは、アジア太平洋地域における首脳級が一堂に会し、水問題を重要な政策の一つであると認識し、各国首脳のイニシアチブでこれを解決しようとする国際会議です。
サミットの開催報告内容については、こちらからぜひ詳細をご覧ください。
今回のサミットでは、アフターコロナ、ポストSDGsに向け、「質の高い社会」、「質の高いインフラ」が重要であることが、日本を含めたアジア・太平洋地域の首脳級、はじめ各界のリーダーにより確認されたところです。未来へ向けた取組事例を皆様にご紹介するという、このセミナーのねらいについてご説明しました。

続いてゼオライト株式会社・代表取締役社長 嶋村謙志様より「地下水浄化システムの災害時活用事例」とのタイトルで、ご講演いただきました。ご講演では、ゼオライト株式会社様のご紹介をいただくとともに、災害時における地下水利用の有効性のお話と、「地下水浄化システム」による、災害時の貢献事例をご紹介をいただきました。

災害時にも大量の水を必要とする病院などの施設において、処理技術の向上によって格段に安全性の高まった地下水飲料化のシステムを活用し、BCP対策の観点から自己水源利用を進められています。

防災目的で「地下水浄化システム」を実際に活用された実例として、筑波大学付属病院や、医療法人静和会 浅井病院、こてはし温水プール、三井不動産 ららぽーと福岡が紹介されました。

最後に、村山より、弊会の活動内容、そして「第4回アジア・太平洋水サミット」についてご紹介し、サミットのような大きな方向性を示す動きと、具体的な取り組みの両方が組み合わさることが物事を進めていく上で重要であり、また多くの関係者と繋がることで、課題解決や新たな取り組みに繋がると考えていることを説明しました。

【セミナー開催概要】
九州都市開発・建設総合展2022「その先」の未来へ-水から始めるイノベーション
2022年9月29日(木)12:30~13:30
開催場所  マリンメッセ福岡 B館 

[はじめに] 特定非営利活動法人 日本水フォーラム 福田裕子 発表資料①
[発表] 地下水浄化システムの災害時活用事例
     ゼオライト株式会社 代表取締役社長 嶋村 謙志氏 発表資料②
[質疑応答]
[まとめ] 日本水フォーラム、第4回アジア・太平洋水サミットについてご紹介
      特定非営利活動法人 日本水フォーラム 村山英俊 発表資料③

【会場の様子】

(報告者:マネージャー 福田裕子)

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