日本水フォーラムは、デンマークのコペンハーゲン市にて開催されたIWA主催の第12回世界水会議・展示会に参加しました。
第12回世界水会議・展示会 開催概要
開催期間 |
2022年9月11日(日)~15日(木) |
会場 |
Bella Center(デンマーク、コペンハーゲン市) |
テーマ |
Water for smart liveable cities |
主催 |
国際水協会(IWA) |
本会議は、水セクターの代表者が一堂に会し、水循環に関するあらゆるテーマを対象として、優れた研究や実践事例を紹介する場となっています。これまでは上下水道分野がメインでしたが、近年では気候変動や水資源分野も重視されてきています。そうした中、日本水フォーラムは展示会に出展し、ダム再生や水資源管理に係る日本の先進的取組・技術の紹介を、国土交通省並びに会員企業様等の協力を得て行いました。
併せて、日本水フォーラムとして活動を展開しているJWFファンド、ユース水フォーラムの活動実績、熊本市で開催した第4回アジア・太平洋水サミットの成果について情報発信を行いました。
展示ブースには、開催地デンマークの他、インド、バングラデシュといったアジアの国々やアフリカ諸国の多くの方に足をお運びいただき、日本の水資源に関するインフラ技術について多くの海外関係者に知っていただく機会となりました。
日本水フォーラム展示概要
展示期間/場所 |
2022年9月11日(日)~15日(木)/Bella Center |
展示内容 |
・第4回APWS結果概要、熊本水イニシアティブ概要(パネル、資料) |
資料提供いただいた企業・団体様 |
国等: 国土交通省、水資源機構、JAXA 民間: 鹿島建設(株)、(株)建設技術研究所、清水建設(株)、(株)トーテツ(五十音順) |
開催期間中は、水に関する多様なテーマを取り扱う会議等も開催され、水資源・水循環に関する現状と課題、動向を把握するために積極的に参加し、情報収集を行いました。
また、本会議では、初となるハイレベルサミットが開催され、政策立案者・専門家・実務者が参加し、各国の水問題の解決に向けて、資金、ガバナンス、技術に関する議論がなされました。気候変動に伴う水関連の災害の発生に伴い、世界各地で甚大な人的・環境的被害が発生していることを伝えた上で、各登壇者からは未来に向け、水問題解決がいかに重要であるか、国や機関を超えた強力なパートナーシップを構築することが必要不可欠であることが繰り返し強調されました。
(報告者: マネージャー 常宗勇太)