ラビ・ナラヤナン議長による進行 |
GC会合の様子 |
日本水フォーラムが事務局を務めるアジア・太平洋水フォーラム(Asia-Pacific Water Forum)は、シンガポールPUBの協力を得て、2月24日に、アジア・太平洋水フォーラム(APWF) 執行審議会第18回会合を開催しました。本会合には、 APWF執行審議会の議長・副議長、APWFリード組織、サブ地域コーディネーター等、22機関より33名が参加しました。
APWFは、2006年に設立して以来、今年で10周年を迎えました。そこで、本会合では、2017年に予定している第3回アジア・太平洋水サミット(3rd APWS)、及び、2018年3月にブラジルで開催される第8回世界水フォーラムを見据え、今後のAPWFの活動内容や方針、及び、関連機関との連携強化のあり方について議論を行いました。参加者は、まず、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)への対応等、アジア太平洋地域の水課題解決に向けた現在、及び2016年の活動概要をそれぞれ共有し合い、全体討論では、APWFを通じた更なる協働の機会、及び課題等に関する意見交換を行いました。また、本会合では、3rd APWSのホスト候補国に関する協議も合わせて行いました。
本会合の協議結果を踏まえ、APWF事務局は、APWFに携わる各機関がアジア・太平洋地域のSDGsの達成に向けて実施している取り組み、及び、これらを通じた水の安全保障の改善に向けたアプローチ等に関するカテゴリー化を行います。その後、APWF関係機関との更なる協議、コンセンサスを得て、第3回APWSをはじめ、今後APWFとして一致団結して取り組むテーマフレームワークやアプローチについて最終決定していきます。
日本水フォーラムは、APWF事務局の活動による政策提言活動を通じ、アジア太平洋地域の持続可能な発展に貢献していきます。