「国連水会議2023」における日本水フォーラムの参画

2023年3月22~24日に、「国連水会議2023」がニューヨークの国連本部で開催されます。

日本水フォーラム(JWF)は、国連総会より、特別認定(Special Accreditation)を取得し、「国連水会議2023」に参加します。会期中には、国連本部内で3つのサイドイベントを開催します。また、国連本部近くの会議室において、「未来のための水の持続可能性」と題したレセプションを開催する予定です。

JWFが事務局を務めるアジア・太平洋水フォーラム(APWF)による、「水課題に取り組むための政治リーダーの意識・政治的意思を高める」取り組みは、国連の水行動アジェンダに承認されました。 

JWFは、「国連水会議2023」における上記サイドイベントの開催等を通じて、国政府・自治体、民間企業、学術機関、市民団体、若者等から得られた優れた日本の叡智を結集し、アジア太平洋地域、及び、世界規模の水の安全保障の向上のための行動提案を発信し、水課題解決策の普及・加速に寄与する次第です。

各サイドイベントの概要は以下をご参照ください。

Pathway Forward: Water-resilient, Sustainable and Inclusive in Asia and the Pacific
【水レジリエントで、持続可能で包摂的なアジア太平洋地域の道筋】

開催日時:3月22日 12:30 – 13:45

概要:
第4回アジア太平洋水サミット(APWS)熊本宣言を踏まえ、アジア太平洋地域における気候、レジリエント、環境に関する水の安全保障の課題に対処するために、自発的なコミットメントと行動を起こしている数か国の取り組み事例を紹介する。また、第一線で活躍する専門・実務家によるパネルディスカッションを行い、ファイナンスのためのガバナンス、パートナーシップや協力のためのガバナンス、各国リーダーの政治的意思のインスピレーションと高揚の視点から、どのような取り組みが有効か、何を学ぶべきか、どのように成功事例を再現し、拡大展開させることができるか議論する。日本政府からは、気候変動・災害管理分野における熊本水イニシアティブを紹介する。

共催機関:国交省、内閣官房水循環政策本部事務局,タジキスタン政府、アジア太平洋水フォーラム(APWF)事務局(JWF)、国連アジア太平洋経済開発委員会(UNESCAP)、ユネスコ、国連ハビタット、アジア開発銀行(ADB)、アラル海救済国際基金理事会(EC-IFAS)、国際水管理研究所(IWMI)、世界水パートナーシップ(GWP)東南アジア・南アジア

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/en/news/20370/

Promoting Private-Public Partnerships – a vehicle towards fulfilling SDG 6 and climate Actions
【官民パートナーシップの促進ーSDG6と気候アクション達成の手段】

開催日時:3月24日 8:00 – 9:15

概要:
水循環管理の視点から見た気候変動対策、とりわけ、緩和策に対する民間と公共のパートナーシップを促進することに焦点をあてる。健全な水循環管理による気候変動緩和や自然を基盤とした解決策、環境、水・エネルギー・食料のネクサスを可能にする官民パートナーシップやセクター横断パートナーシップをどのように促進し、課題解決に寄与するか、データ・情報、能力開発、イノベーション、ガバナンス・制度設計、マルチステークホルダー参画、資金メカニズムといった分野における各国の優れた事例やさまざまな取り組みを共有しながら議論し、持続可能性やスケールアップのための課題に対処するための教訓を述べ、政策提言をする。 日本の事例として、水循環政策本部事務局が取り組んでいる企業の健全な水循環の取り組みをサポートする環境の整備に関する取り組みを紹介する。

共催機関:JWF・NoWNET事務局、国交省、内閣官房水循環政策本部事務局、デンマーク水フォーラム,フィンランド水パートナーシップ、フランス水パートナーシップ、オランダ水パートナーシップ、スウェーデン国際水研究所/スウェーデン水ハウス、SIWI/SWH)韓国水フォーラム、世界水会議(WWC)

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/en/news/20359/

Youth session
Local Action, Global Impact: Creating Intergenerational Partnerships for Sustainable Water Management
【ユースセッション ローカルな活動で、グローバルな影響力を。持続可能な水管理のための世代間パートナーシップの構築】

開催日時:3月24日 11:00-12:15

概要:国連会議場内のセッションで、ユース活動を行っている国際機関や自治体、開発銀行、政府機関、国際NGOにより、世代を超えて水問題を解決するため、ユース世代の有意義な参画について協議する。

共催機関:一般社団法人 水の安全保障戦略機構、JWF、Children and Youth International、ADB、国際協力機構(JICA)、GWP、コム・アクア、熊本市

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/en/news/20343/

Japan Reception Party -Water Sustainability for the Future-
【レセプション-未来のための水の持続可能性-】

開催日時:3月24日 17:30-

概要:国連水会議参加者他、計約100名を招待し、日本の食文化への理解を深め楽しみながら親交を深める場を提供する。

主催:JWF(協力:旭酒造)

▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/en/news/20306/

(報告者:チーフ・マネージャー 朝山由美子)

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