日本水フォーラムは、3月24日に国連本部付近のジャパン・ソサイエティにて、サイドイベント「ジャパンレセプション – 未来のための水の持続可能性 – 」と題した、日本の水文化を活用したレセプションを開催しました。
本サイドイベントは、第4 回アジア・太平洋水サミットで打ち出された、強靭かつ持続可能で、包摂的な「質の高い社会」への変革に向けて、ユース世代の取り組み等、様々なイニシアティブの認知や関心喚起を図り、その具現化・発展に繋げるべく、日本の水文化を活用し開催したレセプションです。日本の高校生を含めた各国のユース世代の取り組みを発信し、世代を超えた取り組みの重要性の認識を深めてもらうこと、また、世代や属性を問わず関係者にネットワークを広げてもらう場を提供することを目的として開催しました。
レセプションと並行して、会場のホワイエの一角で、ポスター掲示やユース水フォーラムの応募動画放映JWFの活動に関する展示を行いました。
タイトル: | ジャパンレセプション – 未来のための水の持続可能性 – |
日時: | 2023 年3 月24 日(金) 17-19 時 |
主催: | 特定非営利活動法人 日本水フォーラム |
協力: | 旭酒造株式会社 |
場所: | Murase Room, Japan Society (333 East 47th Street New York, NY 10017) |
レセプションでは、まず、東京大学大学院工学系研究科教授/JWF評議員 沖大幹氏に開会のご挨拶を述べていただきました。また、JWFの概要およびJWFの国連水会議における取組をご紹介いただきました。その際、この度のJWFの国連水会議の参加、及び、レセプション開催にあたり、旭酒造株式会社に支援をしていただいていることに感謝の意を述べられました。そして、第4回アジア・太平洋水サミット(APWS)で発表された熊本宣言から、水問題の解決は、環境、経済、社会的側面において人々の安全保障及び持続可能な開発を実現するために不可欠であること、また、我々が今後起こりうる感染症による危機や気候変動影響を克服し、そしてよりよいポストSDGsの世界実現に向けて取り組む上で、水は未来に向けた可能性であると述べられました。
沖氏の開会挨拶の後、国連水会議でJWFとセッションを共催したユースメンバーがそれぞれステートメントを述べました。熊本市の大西市長より開会のご挨拶いただいた後、旭酒造株式会社 会長 桜井博志氏よりご挨拶いただき、水の恵みと災害について、そして日本酒の魅力を述べていただきました。
レセプションに参加したユースは、水が発展を促す重要な要素であることや世代間協力が不可欠であることを強調し、環境保全や青年の能力向上プログラムや世代間パートナーシップの重要性を訴えました。今回の国連水会議への参加の経験に感謝し、多様な活動を学ぶ貴重な機会だったと述べました。
レセプション会場では、JWFの活動紹介ポスターを掲載したほか、モニターを活用し、日本の高校生世代に作成していただいた水課題解決に向けたビデオを放映しました。レセプションを楽しみながらポスターや動画に目を向ける参加者も見られました。
当日の様子
サイドイベントプログラム
司会進行:朝山由美子 日本水フォーラムチーフマネージャー・APWF事務局 |
主催者挨拶:沖 大幹 日本水フォーラム 評議員/東京大学大学院工学研究科 教授 |
ユースによるステートメント |
(報告者:アシスタント・マネージャー 武石晃徳)