JWFファンド2022では、水と衛生に関する課題解決を目指すプロジェクト5件を支援しました。給水や衛生設備の整備プロジェクトにはCOVID-19などの感染症対策に関する啓発活動も実施され、今回は灌漑設備の改修も選ばれました。詳細は各報告書をご覧ください。
プロジェクト名 | 国 | 直接受益者数 | 報告書 |
1. Mwanza市Misungwi地区5小学校への手洗い所設置 | タンザニア | 2,500人 | |
2. Manbun村Musah地区における生活用水源地整備 | カメルーン | 2,700人 | |
3. Mikindani村における給水環境整備(給水管、キオスク) | ケニア | 450人 | |
4. 既存灌漑用水路の改修による営農環境改善 | パキスタン | 1,800人 | |
5. Chipaka村における井戸整備* | タンザニア | 650人 |
JWFファンドとは
JWFファンドは、2005(平成17)年に日本水フォーラム(JWF)が設立し、独自に運営する助成基金です。発展途上国内の水問題解決のために地元で活動する草の根団体のプロジェクトを選択して、支援しています。
支援するプロジェクトの公募は毎年行い、採択されたプロジェクトには1件あたり1,500 USドルを上限とした資金支援を行います。プロジェクトの選定にあたっては、解決策の持続可能性を考慮します。特に、地元の資材・人材・技術の活用、施設等を維持管理するための仕組み等を重視します。
この基金は、日本水フォーラム会員皆さまの会費や、一般の方から寄せられた寄付等により運営されています。
JWFファンド2022実施概要
・公募期間:2022年6月8日~7月8日
・応募件数:33カ国268件
・支援件数:4カ国5件
・プロジェクト実施期間:2022年10月~2023年3月末(一部継続中)
(報告者:プロジェクトマネージャー 鈴木武二郎)