第10回世界水フォーラムが、2024年5月20~25日にかけて、インドネシア・バリで開催されます。「繁栄を共有するための水(Water for Shared Prosperity)」のテーマのもと、(1) 水の安全保障と繁栄、(2)人類と自然のための水、(3)災害リスクの軽減と管理、(4)ガバナンス、協力と水外交、(5)水分野における持続可能なファイナンス、(6)知識とイノベーション、の6つのサブテーマに沿った議論が展開されます。第10回世界水フォーラムのプログラムは、主に、テーマ別プロセス、地域別プロセス、政治プロセスにおける議論のほか、エキスポ・フェア(展示)で構成されます。
JWFは、主に、テーマ別プロセス、地域別プロセス、エキスポに携わり準備を進めています。
地域別プロセス
地域別プロセスでは、世界を4つの地域(アジア太平洋、アフリカ、北・中央・南アメリカ、地中海)プロセスに分け、第10回世界水フォーラムのテーマのもと、地域全体やサブ地 域の水に関する優先課題を特定し、解決策の提案や先進実践事例を共有しあう ことにより、地域全体やサブ地域の水課題に対する政治的認知度を高め、地域協力や地域対話を促進することを目的としています。
JWFが事務局を務めるアジア・太平洋水フォーラム(APWF)は、K-water が事務局を務めるアジア水会議(AWC)、アジア開発銀行とともに、「アジア太平洋地域プロセス」全体の調整役を務めています。5つのサブ地域(北東、中央、東南、南、オセアニア・太平洋)コーディネーターとの協議を主導しながら、各地域特有の水課題に対する解決策、解決に至るまでの施策の取り組みポイントや突破口について、先進事例と共に共有していくための準備を進めています。
また、JWFは、北東アジア サブ地域コーディネーターを務めつつ、日本の先進事例を発信します。
アジア太平洋地域プロセスの詳細(PDF)はこちら
https://www.waterforum.jp/pdf/pr/wwf10-rp-ap-region-jp.pdf
アジア太平洋地域プロセスのセッションスケジュール
- 地域プロセスオープニング 5月21日火曜日(8:30-10:20)
BNDCC 1, MEZZANINE FLOOR, KINTAMANI 3
- アジア太平洋地域プロセス サブリージョナルプロセスセッション (11)
- アジア太平洋地域 サブリージョン統合セッション(5つ)
地域プロセス総括セッション 5月23日(木)
1. アジア太平洋地域総括セッション (APWF-AWC-ADBによる総括 ) | 5月23日 10:20-11:20 BNDCC 1, 1st FLOOR, SINGARAJA 1 |
2. 世界の4地域間のインターリージョナルダイアログ | 5月23日 15:35-16:20 BNDCC 1, 1st FLOOR, SINGARAJA 1 |
3. 地域プロセス 総括 | 5月23日 16:40-17:10 BNDCC 1, 1st FLOOR, SINGARAJA 1 |
ハイレベルパネルセッション
HLP8 | 「すべての人に早期警報を」イニシアティブの状況 Status of Early Warnings for All (EW4All) initiative | ST3 (ICHARM)+ アジア太平洋地域 | 5月20日 13:00-14:30 BNDCC 1, MEZZANINE FLOOR, KINTAMANI 6 |
HLP3 | 世界の水ガバナンス:次は何? Global water governance: What’s next? | ST1, 4 +アジア太平洋地域・地中 | 5月22日 14:50-16:20 BNDCC 2, GROUND FLOOR, PECATU 5 |
HLP2 | 気候―水―エネルギー・食料・生態系ネクサス Climate Water-Energy-Food-Ecosystem Nexus | ST2 +アジア太平洋地域 | 5月23日 13:00-14:30 BICC, GROUND FLOOR, AUDITORIUM |
HLP11 | 自然のための水:水の安全保障に価値をもたらす自然のビジネスケース Nature for Water: the business case for Nature to deliver value for water security | ST2 (ネイチャーコンザーバンシー)+ アジア太平洋地域 | 5月23日 14:50-16:20 BICC, GROUND FLOOR, AUDITORIUM |
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