第10回世界水フォーラム 日本パビリオンにて、ユースセッション「Inter-generational Water Dialog: The Future We Want 2024」を開催しました

 日本水フォーラムは、2024年5月21日、第10回世界水フォーラムの日本パビリオンで「Inter-generational Water Dialog: The Future We Want 2024」と題したセッションを開催しました。本セッションは、日本のユース主導型の水に関する取り組みを発表し、各国のユースや大人世代との多世代間対話を目的とし、開催されました。

 2023年度の「ユース水フォーラム」動画募集にご応募いただいた2校(北海道富川高等学校ならびに福岡工業大学附属城東高等学校)に、日本の高校生世代を代表し、現地参加いただき、世界に向けて自身の水に関する取り組みを英語で発表しました。

 富川高校の生徒は、高校が位置する北海道沙流郡日高町の地域管理水道システムの水質検査や管路のデジタル化などの支援活動を続けていること、人口減少が進む中での地域の水供給の維持の重要性を、自身の活動をとおして訴えました。また、セッションでの対話の中で、先輩たちの活動を引き継ぎ、地域に貢献する意思を表明し、同時に自律的な水供給システムの重要性を発信していくという目標を掲げました。

 城東高校の生徒は、高校の近くにある和白干潟での継続的な調査を発表し、干潟の現状と生態系保護の重要性を訴えました。一人ひとりの意識改革が未来の干潟の状態に大きく影響するとし、自分たちの活動が地域社会だけでなく、世界中の干潟保護につながることを目指すと表明しました。将来の展望として、干潟の保護活動をつづけ、未来の世代に美しい干潟を残したいと強調しました。また、セッションでの対話の中で、干潟の現状をより多くの人に伝え、巻き込んでいくことが重要であると述べました。

福岡工業大学附属城東高校の発表の様子
北海道富川高校の発表の様子
海外ユースとの交流
海外ユースからのコメント

関連ページ:

第10回世界水フォーラムにて、ユースセッション「健全な水循環に達するための世代間協力の促進」を開催しました
https://www.waterforum.jp/news/22054/

(報告者:アシスタント・マネージャー 武石晃徳)

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