ストックホルム世界水週間2024「ヒマラヤの河川 長期的なレジリエンスのための越境協力と資金調達の強化  」

ストックホルム世界水週間でのセッション開催

Himalayan Rivers: Enhancing Transboundary Cooperation and Financing for Long-term Resilience
ヒマラヤの河川 長期的なレジリエンスのための越境協力と資金調達の強化
 

開催日時:8月28日(水)ストックホルム時間9:00-10:30(日本時間16:00-17:30)
共催機関:APWF事務局・ICIMOD(国際山岳開発センター)・IWMI・IUCN Asia・ADB
Room  :C4Level2、及びオンライン

ーセッション概要ー
 ヒマラヤ地域の氷河はアジアの主要河川を育み、2億1,150万の人々の生活を支え、水と生態系サービスを確保し、灌漑、都市給水、エネルギー生産といった下流の活動を支え、13億人以上の人々に恩恵をもたらしている。しかし、気候変動はこれらの氷河の急速な後退を引き起こしており、その67%が憂慮すべき速度で後退している。この後退は、氷河湖決壊洪水や鉄砲水など、重大な影響をもたらしている。これらの影響はしばしば国境を越えるため、越境水協力の必要性が浮き彫りになっている。この地域は、先進的な制度的枠組みを通じてSDGs6.5.2の実施に追いつく必要がある。
 本セッションでは、水源から海までの水循環を管理し、地域社会のレジリエンスを高めるために、気候変動、生態系保全施策に対する資金動員に向け、国境を越えた協力を推進するための優先分野と戦略について議論する。このセッションでは、将来世代のために、ヒマラヤ地域の重要な水資源を保全・管理するための協力と投資を促進することを目的に議論を行う。 パネルディスカッションでは、各流域固有の物理的・社会的・政治的環境に適した制度を構築するための「実践による学習」アプローチに重点を置きつつ、地域内の河川流域管理における課題を探る。また、公的インセンティブが果たす役割についても議論する。

ープログラムー
セッション概要紹介 APWF事務局/ 日本水フォーラム チーフマネージャー 朝山由美子
基調講演 ICIMOD事務局長 Dr. Pema Gyamtso
パネルディスカッション
パネリスト

  • IWMI:Dr. Mohsin Hafeez水・食料・生態系ディレクター
  • IUCN Ms. Maria Carreño Lindelien,水と湿地・水ガバナンスオフィサー
  • ADB: Lance William Gore 上席水資源スペシャリスト
  • インド国立科学アカデミー :Dr. AP Dimri地磁研究所ディレクター
  • ネパール政府 水とエネルギー委員会事務局Dr. Kapil Gnwali 上級エンジニア

オンサイトモデレーター

  • ICIMOD: Dr. Aun B Shrestha戦略グループリーダー
  • APWF事務局:朝山由美子

オンラインモデレーター:IUCN Asia Dr. Vishwaranjan Sinha プログラムオフィサー

上記スピーカーと聴講者との質疑応答
セッションのまとめ

(報告者: 日本水フォーラム チーフマネージャー 朝山由美子)

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