地理の学習に水の視点を_中学校の授業支援

中学校1年生2-3学期の地理の授業「世界の諸地域」に協力をさせて頂いています。

日本水フォーラムではこの度、中学校の地理の授業に水の視点を取り入れるお取組みをされている、東京都新宿区落合中学校と連携させて頂くことになりました。中学1年生の学年主任も務める宮里先生が実施される授業において、外部講師2コマの実施と、学習のご参考となる情報提供を務めています。

外部講師1コマ目は、日本水フォーラム職員による授業です。世界の水の実状を職員自身の体験談などを通じて紹介したり、短いグループワークやクイズをはさんだりしながら、世界各州を水の視点から概観できるよう進めました。もう1コマは、バーチャルウォーターをテーマとした授業とのリクエストを頂いたことから、有識者として水ジャーナリスト・橋本淳司氏をご紹介し実施して頂きました。

食べ物に変身している水「バーチャルウォーター」を通じて、「世界の諸地域」の学びを深める。講師:橋本淳司氏

日本水フォーラムの人材育成・啓発プログラム「ユース水フォーラム」では、2021年度より、国内外の高校生世代を対象に、水が関わるテーマを伝える動画を募集していますが、その募集対象を高校生世代と決めた一因には、2022年度から「地理総合」が高校生の必履修科目になることがありました。中学校の地理の授業は、高等学校の地理総合に繋がっていることから、是非この授業支援をさせて頂くことになったのです。

また日本水フォーラムでは現在、「ユース水フォーラム」のプログラム実施と連動した、研究事業を実施している期間に当たっています。そこで今回の授業支援は、その研究の一環としても位置付けさせて頂いています。

世界各州の地理・社会・経済・文化を水の視点から見つめてみよう! 写真中の地図(出典):ウィキペディア「ヨーロッパの水系一覧」

水はSDGsすべてのゴールに繋がっています。水問題を解決し、水循環を健全に保つことは、「経済社会の健全な発展と国民生活の安定向上」のカギです。授業支援などのお問合せは、ユース水フォーラム事務局まで、お気軽にご連絡ください。

【お問い合わせ先】

特定非営利活動法人 日本水フォーラム(認定NPO法人)
ユース水フォーラム事務局 jwfyouth[at]waterforum.jp([at]を@に代えて送信してください)

(報告者:チーフ・マネージャー 桑原清子)

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