JWF News 1月号 日本水フォーラム設立20周年決意表明

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【JWF News Vol. 247】2025年1月8⽇発⾏
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◇⽬次◇
・巻頭言
・日本水フォーラムからの報告
 – 日本水フォーラム設立20周年決意表明
・掲示板コーナー

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 巻頭言 
 日本水フォーラム代表理事 竹村公太郎
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 2025年の新年を迎え、皆さま健やかにお過ごしのことと存じ上げます。
 新年にあたり皆様方が本年もご健康でご活躍されますことを心よりお祈りいたします。

 会員の皆様、関係者の皆様方に支えられて、日本水フォーラムは昨年の20周年の年を充実して過ごしてまいりました。
 特に、私個人として印象深かったのはインドネシア・バリ島で開催された第10回世界水フォーラムへの参加準備とその実施でした。

チーム・水日本
 2024年5月18日から24日にかけて第10回世界水フォーラムが開催されました。国際ネットワークの核は石渡理事と朝山チーフマネージャーが担当し、ジャパン・パビリオンの運営は、世界水フォーラムを初めて経験する若手メンバーが担って行くこととなりました。
 私はバリには行かず日本の後方部隊として、スタッフの懸命の準備を事務所の部屋で感じ、現地で楽しく運営していた様子をラインで見守っていました。そして過去20年間の日本の水関係者、関係機関の変化に心の中で感嘆していました。
 それはパビリオンに参加する中央行政機関、地方自治体、民間企業そして市民団体、ユースの活動家が一体となってジャパン・パビリオンを準備し、運営していたことです。そこではセクターの壁も世代間のこだわりも感じませんでした。
 特に目覚ましかったことは、ジャパン・パビリオンのステージで各セクターが意見発表や動画公開そして技術紹介を絶え間なく情報発信していたことです。専門分野と組織を超え、世代を超え、まさにチーム・水日本の活動でした。その活動が素直で、力みがなく、楽しそうに自然体で行われていました。

官民共同の日本館
 日本水フォーラムがそのようなジャパン・パビリオンを初めて計画し、運営したのが2015年の韓国での世界水フォーラムでした。行政と民間企業そして市民団体が同じ空間で、パネルや模型で展示を行い、民間企業や市民や高校生がジャパン・パビリオンのコーナーで意見発表をしました。 
 韓国のその会場で、昔からの知り合いの台湾の行政官が私のところへ寄ってきて「竹村先生、なぜ日本はこのように官民市民が一緒になってできるのですか?」と聞いてきました。その時は懸命にパビリオン運営に当たっていたので生返事で終わってしまいました。実は、その質問はずーと私の頭の中にあったのです。2024年のジャパン・パビリオンの動きを少し離れたところから見ていて、その答えがはっきりわかりました。

「日本水フォーラムがあった」からです。

 行政と民間の技術連携、そして市民団体やユースの年代を越えた国際活動が可能なのは日本水フォーラムというプラットフォームがあったからでした。日本水フォーラムが誕生して20年間で「チーム・水日本」が形成されていたのです。
 何時も日本水フォーラムのスタッフは、限られた人数と予算で、自分たちができる使命は何か、そのために何をすべきかを話し合っています。その議論は今後もズーっと続けて行きますが、自分たちの存在そのものが、既にある使命を果たしている自信を持てた一年でした。

 私たちの活動は会員の皆様、関係者の皆様方のご支援の賜物です。そのことを改めて皆様に感謝し、さらなるご支援、ご助言をお願いして新年のご挨拶とさせていただきます。

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– 日本水フォーラム設立20周年決意表明

令和6(2024)年12月3日、日本水フォーラム設立20周年を記念し、交流会を開催いたしました。席上、事務局より、今後に向けた決意表明を行わせていただきました。その内容は、現在、弊会ウェブサイトにてご覧いただけます。引き続きのご支援、ご参画を何卒よろしくお願い申し上げます。

▼日本水フォーラム設立20周年決意表明▼
https://www.waterforum.jp/news/22734/

▼令和6年度 評議会及び設立20周年交流会 開催報告▼
https://www.waterforum.jp/news/22645/

(報告者:ディレクター 浅井重範、チーフ・マネージャー 朝山由美子)

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 掲示板コーナー
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【第31回造水シンポジウム<水環境向上への推進と最新造水技術>】
主催者名:一般財団法人 造水促進センター
開催日時:2025年2月5日(水) 13:00~16:30
開催場所:主婦会館プラザエフ地下2階「クラルテ」/Webでの同時配信
URL:http://www.wrpc.jp/event/eve01-7.htm
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※掲⽰板への掲載希望、新規配信希望、配信停⽌・変更などは、下記アドレスまで
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JWF News Vol. 247 2025年1月8⽇発⾏
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