第8号プロジェクト 雨水貯留タンクとエコサン・トイレによる健全な水循環の構築プロジェクト
設置した雨水貯留タンクと受益者-1 |
1)実施地
バングラデシュ ダッカ管区 ファリドプル県 サダープル郡 カラシ・ドゥルガープル村及びチャー・ドゥルガープル村
バングラデシュ | ダッカ管区 |
2)受益者数
2つの村の住民100人
3)実施期間
2012(平成24)年11月~2013(平成25)年9月
4)実施団体
Rural Life Development (R.L.D)
<技術協力>
NPO法人日本下水文化研究会 (JADE Bangladesh)
NPO法人雨水市民の会 (People for Rainwater Bangladesh)
5)実施地の水に関する問題
カラシ・ドゥルガープル村とチャー・ドゥルガープル村の住民は、飲み水や生活用水として、砒素に汚染された井戸水や、貯め池の汚れた水を利用しているため、砒素中毒や水に関連する病気にかかることが多い。また、簡易なトイレを利用している世帯や野外排泄を行っている世帯が多く、土壌や水源の汚染が進行し、不衛生な環境となっている。
6)実施内容
- 村の住民へ事前説明会を実施
- 雨水貯留タンクを15世帯に各1基設置
- エコサン・トイレを12基設置
- 水と衛生に関する啓発活動を実施
- 維持管理トレーニングを実施
7)実施成果
- 2つの村の住民が安全な飲み水を利用できるようになった
- 2つの村の住民がエコサン・トイレを利用できるようになった
実施前のようす
村の住民が水を汲む池 | 村の既存トイレ |
実施の様子
村の住民へのプロジェクト事前説明 | 水と衛生に関する啓発活動に参加する住民たち |
雨水貯留タンクの製造 | 雨水貯留タンクの設置 |
実施後のようす
設置した雨水貯留タンクの水を飲む受益者-2 | 設置したエコサン・トイレと受益者家族-3 |