日本水フォーラムは、創設50周年を迎えたアジア開発銀行(ADB)年次総会にブース出展し、ADB加盟国の財務関係者等に対して、水問題に取り組む重要性と投資の必要性をアピールすると共に、APWF及び第3回アジア・太平洋水サミット開催に向けた取り組みを紹介しました。
1. ADB年次総会開催概要
会期 | 2017年5月4日(木)~7日(日) |
会場 | パシフィコ横浜及び周辺ホテル |
参加者 | 各国財務大臣、中央銀行総裁、民間金融機関関係者、NGO、報道機関関係者など 約6,000人 |
Photo by Asian Development Bank – 50th Annual Meeting: Board of Governors (2017) / CC BY 2.0
※アジア開発銀行(ADB)
加盟国・地域数67、うち域内48。本部はフィリピン・マニラ。1966年に創設。
○総会では、ADBの中尾総裁が長期戦略の一環として、新たなインフラ投資を呼び掛け、「アジアでは2030年までに、エネルギー、交通、通信、および水関連の投資に年間1.7兆ドルが必要である」と指摘しました。
○ADBは、アジア太平洋地域のプロジェクト形成と実施における高度技術(high-level technology)の活用を促進するため、信託基金を設立することを発表しました。日本政府は、この基金の最初のドナーとなり、今後2年間で4,000万ドルを拠出する予定です。
2. ADB年次総会におけるブース出展の様子
○ADB年次総会には、横浜市ほか約40企業・団体が出展し、日本水フォーラムは、(独法)水資源機構(JWA)と共同出展を行いました。
JWF/JWA共同ブース | 官民の財務関係者が多数訪れた |
ポスター展示 (水問題の深刻さや経済に与える影響、事前対策・投資の効果について発信) |