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【JWF News Vol.164】JWFファンド2017 完了しました!
2018年6月20日発行
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◇目 次◇
・巻頭言 直立二足歩行への進化
・日本水フォーラムからのお知らせ
– 打ち水大作戦2018~毎日が打ち水大作戦
– JWFファンド2018 公募を開始しました!
・日本水フォーラムからの報告
– JWFファンド2017 完了しました!
– JWFファンド2016 フォローアップを実施しました!
– 4℃ AQUA PROGRAM 2017 完了しました!
– 水防演習ツアー2018 実施しました
– 平成30年度通常総会を開催しました
・採用情報
-アシスタント・マネージャー募集
・活動へのご支援・ご協力のお願い
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・巻頭言 直立二足歩行への進化
代表理事 竹村公太郎
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人間の進化
5月の連休の街は混んでいるので、家でテレビを観て過ごしました。その中でNHKの3回連続の特別番組「人類誕生」を食い入るように観ました。第1回は「こうしてヒトが生まれた」でした。
ヒトの定義は「直立二足歩行の哺乳動物」と高校時代に学んだことがあります。
なぜ、人間は直立歩行をするようになったのか?
これは尽きせぬ謎です。
哺乳動物の四足歩行から直立二足歩行は、極めて不思議な進化です。これは危険な進化です。重力がある地球上で、二足で歩き、二足で走り回るなど、赤ちゃんの誕生を危険にさらしてしまうのです。
四足歩行の哺乳動物の赤ちゃんは、お母さんのお腹の中ではハンモックにいるように安全で快適です。母親がどんなに走り回っても心配ありません。しかし、直立二足歩行の人間はそうはいきません。重力のリスクと戦わなければならないのです。このようなリスクを負った二足歩行の進化など、私には考えられません。
その答えをNHKの番組で解説してもらえると、楽しみにしていました。
この番組の答えは、「食べ物を両手で抱えるために二足歩行になった」でした。
結果からの解釈
正直がっかりました。二足歩行のメリットと二足歩行のリスクがバランスしていないのです。大切な生命誕生を、二足歩行の重力による落下の危険に晒す進化には、余程の理由が必要です。
食べ物を持つために二足歩行になった。手に道具を持つために二足歩行になった。これは直立二足歩行の結果からの逆解釈に聞こえます。食べ物を持つのはいいのですが、常に二足歩行をする必要はありません。道具を持つのもいいのですが、常に二足歩行をする必要はありません。チンパンジーのように、必要な時だけ二足歩行すればいいのです。
チンパンジーの姿勢と人間の直立二足歩行の姿勢は、決定的に異なります。チンパンジーの赤ちゃんは安全にお腹の中で育ち、地球の重力に対して戦っていません。
なぜ、人間だけが地球の重力に逆らい、赤ちゃんを誕生させるようになったのでしょうか?
人間はいかに危険な直立二足歩行に進化してしまったのでしょうか?
人間は尽きせぬ謎です。
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・日本水フォーラムからのお知らせ
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– 打ち水大作戦2018~毎日が打ち水大作戦
日本水フォーラムが事務局を務める「打ち水大作戦本部」は、今年も『打ち水大作戦2018』と題し、雨水や二次利用水を使った打ち水の実施を、大暑7月23日~処暑8月23日の期間を中心として、全国へ呼びかけます。
今年のキーメッセージは、「毎日が打ち水大作戦」。ムーブメントから日常へ、ソーシャルアクション(市民運動)としての打ち水大作戦の、一層の日常化を図るため、一人ひとりが実践する打ち水大作戦を応援するメッセージです。
▼詳しくはこちら▼
http://uchimizu.jp/
▼報道発表資料はこちら▼
https://www.waterforum.jp/wp/wp-content/uploads/2018/06/uchimizu2018press.pdf
(報告者:マネージャー 桑原清子)
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– JWFファンド2018 公募を開始しました!
JWFファンドは、2005年に日本水フォーラムが設立し、独自に運営する助成基金です。
発展途上国の水問題解決のために草の根活動を行っている団体を対象に、毎年プロジェクトを公募し、採択された団体には、1プロジェクト当たり1,000USドルを上限とした支援を実施しています。
この基金は、日本水フォーラムの会費や、一般の方から寄せられた寄付等により運営されています。
日本水フォーラムは、本年もJWFファンド2018の公募を開始しました。
公募期間は、2018年6月1日~7月31日18時(日本時間)までです。
この基金による支援が、草の根レベルの水問題解決にとって確実な一歩となることを願っています。
▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/jp/news/grassroots/2018/0601/?p=8740
(報告者:マネージャー 郡司晃江)
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・日本水フォーラムからの報告
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– JWFファンド2017 完了しました!
JWFファンドは、2005年に日本水フォーラムが設立し、独自に運営する助成基金です。
発展途上国の水問題解決のために草の根活動を行っている団体を対象に、毎年プロジェクトを公募し、採択された団体には、1プロジェクト当たり1,000USドルを上限とした支援を実施しています。この基金は、日本水フォーラムの会費や、一般の方からCharity for Waterに寄せられた寄付等により運営されています。
JWFファンド2017には、31カ国211件の応募が寄せられ、選考の結果、6カ国7件のプロジェクトを支援しました。
会員の皆様や、ご寄付をいただいた皆様のご支援、ご協力に感謝いたします。
▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/jp/whatwedo/grassroots_p/2018/0531/?p=8871
(報告者:マネージャー 郡司晃江)
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– JWFファンド2016 フォローアップを実施しました!
JWF ファンドは、現場の課題やニーズに効率的かつ効果的に応えることを念頭に活動しています。JWF ファンド2014 で支援したプロジェクト以降は、現地団体の協力により、フォローアップとして活動終了から約一年後に課題やニーズにどのような変化が見られたか、効果や影響に関する情報収集を実施しています。
JWF ファンド2016 では、トーゴ1 件、マダガスカル1 件、タンザニア1 件、パキスタン1 件、インド2 件の計6 件を支援しました。フォローアップ3 回目となる2017 年は、フォローアップ実施承諾の回答を得たマダガスカル1 件、インド2 件の計3 件の団体の協力のもと、活動完了から約1 年が経過した現場の状況に関する情報を収集しました。
▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/jp/news/grass_roots_projects/jwf/2018/0619/?p=9376
(報告者:マネージャー 郡司晃江)
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– 4℃ AQUA PROGRAM 2017 完了しました!
4℃ AQUA PROGRAMは、ジュエリーブランド『4℃』と日本水フォーラムとの共同プロジェクトです。
「水」を通じた社会貢献により、水に関する問題を抱える途上国の女性たちを支援し、すべての女性へ「美しさ」と「ときめき」を届けることを目指しています。
10年目となる2017年度は、バングラデシュ、クルナ管区、バゲルハート県の農村において、安全な飲み水の確保と女性の水汲み労働からの解放を目指し、30世帯を対象に雨水貯留タンクの設置と維持管理に関するトレーニングを実施しました。
▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/jp/whatwedo/2018/0615/?p=8710
(報告者:マネージャー 郡司晃江)
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– 水防演習ツアー2018 実施しました
日本水フォーラムは、日本の水災害の経験と教訓、地域住民による伝統的な水防活動等を世界に発信するべく、在京大使館・国際機関の方々等を対象とする「水防演習ツアー」を、2006(平成18)年から実施しています(東日本大震災のあった2011年は水防演習自体が開催されずツアー実施は無し)。今年は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ特命全権大使をはじめとする、16カ国1団体、29名の在京大使館・国際機関関係者の方々にご参加いただきました。
▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/all/transmitting_japanese/flood_fight/2018/0619/?p=9150
(報告者:マネージャー 桑原清子)
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– 平成30年度通常総会を開催しました
6月18日(月)、平成30年度通常総会を日本橋公会堂において開催し、日本水フォーラム森会長、今井副会長よりご挨拶をいただきました。
会員の皆様に平成29年度の事業報告及び収支決算、平成30年度の事業計画及び収支予算、役員選任等について事務局からご説明し、承認いただきました。
また、通常総会終了後は、丹保副会長より「次の時代はどうなるのだろう ~近代の終焉と日本のオーバーシュート~」と題してご講演いただきました。
▼詳しくはこちら▼
https://www.waterforum.jp/all/info/2018/0620/?p=9525
(報告者:マネージャー 石渡京子)
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・採用情報
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-アシスタント・マネージャー募集
現在日本水フォーラムでは、アシスタント・マネージャーを募集しております。
日本水フォーラムのミッションとビジョンを理解し、地球上の水問題解決に貢献したいという、強い意志をお持ちの方のご応募をお待ちしています。
ご質問等、お気軽にE-mail (recruit[at]waterforum.jp)またはお電話にてお問い合わせ下さい。
※[at]をアットマークに変えて送信してください。
▼募集内容の詳細はこちら▼
https://www.waterforum.jp/jp/news/recruit/2018/0309/?p=4234
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・活動へのご支援・ご協力のお願い
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日本水フォーラムは、皆様の会費及び寄付等によって国内外の水問題解決に向けた活動を行っております。
日本水フォーラムの活動を支援していただける会員を募集しております。
水問題解決に向けた持続可能な取組みを行うために、皆様の温かいご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。
▼会員募集の詳細はこちら▼
https://www.waterforum.jp/jp/get_involved/
日本水フォーラムは、国内外の水問題解決に向けて分野問わず幅広い方々と協働で活動を展開しています。
日本水フォーラムの活動にご協力いただける方、ご興味のある方は以下よりお問い合わせください。
▼問い合わせ先はこちら▼
TEL: 03-5645-8040
E-mail: news[at]waterforum.jp
※[at]をアットマークに変えて送信してください。
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JWF News Vol.164 平成30年6月20日発行
特定非営利活動法人日本水フォーラム
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TEL: 03-5645-8040 FAX: 03-5645-8041
E-mail: news[at]waterforum.jp URL: https://www.waterforum.jp
※[at]をアットマークに変えて送信してください。
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