牛とも共有されていた
飲料水を汲むため池
ウガンダ
壊れていた
給水設備
ハイチ
水汲みのために
険しい道を行く様子
カメルーン
生徒数に対して
トイレが不足している
ケニア
アジアやアフリカ等の多くの地域では、
インフラが未だ整っていません。
人々は、不衛生な水を飲んだり、
水を手に入れるために危険な目に遭い、
普通に生きること、学ぶこと、
暮らすことさえ叶わない。
こんな事例が世界には溢れているのです。
新型コロナウイルス
感染症対策に
欠かせない手洗い・うがい。
でも世界では?
47%の学校で、
40%の人々が家庭で、
水と石けんを使うことができない
これで、
どうやってコロナを防ぐ?
蛇口をひねれば、
いつでも
安心・安全な水道水。
でも世界では?
南アジア・中央アジア諸国では、
40%の人々が、サブサハラ・アフリカ諸国※では、
73%の人々が、安全に管理された飲み水に
アクセスできない
そんな国はごくわずか。
日々の生活は水汲みに費やされ、
汲んできた水も決して安全ではありません。
※サブサハラ・アフリカ諸国:サハラ砂漠以南の国々
家にトイレが
あるのは当たり前。
トイレはプライベート空間。
でも世界では?
55%の人々が
安全に管理された
衛生施設(トイレ)を利用できない
排泄中に襲われることを恐れながら、
屋外でする人たちも。
データ出典: WHO/UNICEF JMP
世界中で感染が広がっている新型コロナウイルス感染症から、自分と周りの人たちを守るために、石けんを用いた手洗いが呼びかけられています。ですが、世界には水も石けんも手に入らない人々もいるのです。
世界中で取り組まれているSDGs※その中でも、SDG6では水と衛生に関する目標が定められています。水は人が生きていくうえで必要不可欠なものですが、地球上では、十分な水が得られず、苦しんでいる人、気候変動などにより深刻な水不足の影響を受けている人も少なくありません。
※SDGsとはー2015年に国連サミットで採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載される、概ね2030年までに実現を目指す世界共通の国際目標
日本水フォーラム(JWF)とは
2004年の創設以来、あらゆる人々が清浄な水と衛生を継続的に手に入れられるよう、政策、技術、資金等、様々な側面からの働きかけ、情報発信・支援を展開しています。
草の根レベルでは、公的支援が届かない状況でも現地の資材と人材で、自ら問題解決に取り組む人々の努力に対し、積極的な支援を行っています。
カメルーン
これまで、汚れた水の利用が腸チフスや赤痢といった病気の原因でした。幸いなことに、このような病気は減っています。
地域のリーダー・38歳女性
シエラレオネ
衛生設備が改善されたことで、教師も生徒たちも健康になりました。トイレがあるので、女子生徒の出席率は良くなっています。教師たちは、野外排泄する生徒を林まで追いかける必要がなくなり、授業時間を確保できるようになりました
学校長・45歳男性
トイレの後には必ず石鹸を使って手洗いをするようになりました。当番制でトイレの清掃をしていますが、清掃は進んで行います。トイレは私たちのもので、大事にする必要があるからです。
生徒・12歳女性
南スーダン
これでもう遠くの水汲み場で、女性や少女たちが悪い人間に襲われることはありません。本当にうれしく思っています。
井戸の利用者・33歳女性
トレーニングでは、正しく手洗いをすることや井戸の管理方法などを教えてもらい、とても興味深かったです。
井戸の利用者・20歳女性
シエラレオネ
これまでは、子どもたちは汚れた水のせいで病気になり、学校を休みがちでした。子どもたちのことを思いやってくれて、本当にありがとうございます。
湧水の利用者・43歳女性
マラウイ
水汲みで帰りが遅くなることが原因だった夫婦喧嘩はなくなりました。また、時間に余裕ができたことで、新たな仕事を始めた家庭もあります。本当にうれしく思っています。
村長・42歳男性
妻が水汲みに時間を取られなくなったので、2人で畑に行き作業をすることができるようになりました。
井戸の利用者・23歳女性
数字は支援件数、カッコ内は受益者数
(SDGsが設定された後、2016年以降抜粋)
このコンテンツは、公益財団法人 河川財団の河川基金の助成を受けています。
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